子供の発達に応じた歯みがき、生活に応じたむし歯予防のために成長期にある子どものお口は、短期間でダイナミックに変化します。そのため変化に応じた歯みがき・むし歯予防処置及び歯科医院での定期的なケアを行い、むし歯の早期発見と予防をしていくことが大切です。
むし歯予防
お母さんの工夫する力 | ・食べ物の種類 ・食べ物の与え方 ・歯質の強化 |
フッ素 | ・家庭での利用 ・歯科医院でのフッ素塗布 |
① 歯質の強化 日常生活の中でフッ素を多く含む食品を取り入れる
② 食べ物の種類 危険な食べ物を安全な食べものに変える
・ジュース
・炭酸飲料
・歯を溶かす酸性の食べ物
・口の中に長くとどまる食べ物
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・野菜 / 果物 / 乾物 / ドライフルーツ
・シュガーレスのもの
・良く噛む食べ物
③ 食べ物の与え方 危険な食べ方を安全な食べ方に変える
・欲しがるたびに与える
・袋ごと与える
・飲み物をビン・缶ごと与える
・歯の防御力が弱くなる時間帯に与える
・眠くてぐずっている時
・寝る前
・口に含む時間が長くなる
・哺乳瓶にイオン飲料を入れて与える
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・分量を決めて、小皿やコップで与える
フッ素の有効活用
・日常的な利用→フッ素配合の歯磨き剤を使用する
・定期検診での応用→乳歯が生え終えた2歳ごろから永久歯第二大臼歯が生える13歳ごろまでの間、6ヶ月ごとのフッ素塗布を行うと効果的です
食後にフッ素を含む番茶やほうじ茶などのお茶を飲む習慣を!
執筆者 歯科衛生士 中野まち子