お知らせ

唾液検査器具を導入致しました。ご興味のある方はぜひ一度お試し下さい。
料金は口臭測定検査と合わせまして¥3,000(税抜き)になります。

 

虫歯・歯周病へのリスクがわかる

当医院でも培養器具を導入いたしました。これによりその人個人の虫歯感染のリスク・傾向が判り、それに向けた対策を取ることが可能となります。方法は患者様から唾液を採取しそれを培養、48時間後には結果を報告できます。

虫歯リスクにおける三大要素

虫歯菌はなくす事は出来ません。口の中には300~400種類の菌が生息していますし、中には常在菌と言われる必要な菌も存在しています。その中で虫歯菌と言われる菌は大きく分けてミュータンス菌とラクトバチラス菌の2つになりますがこの菌をコントロールするのが虫歯予防に繋がります。

・唾液の中和力    抗菌作用の働き具合
・ミュータンス菌   虫歯のきっかけを作る細菌
・ラクトバチラス菌  虫歯の進行を促す細菌

 

唾液

唾液は分泌量が多いほど抗菌作用も働きますし、歯の質を強くし口臭予防にもなります。また、食事直後の酸に傾いた口腔内をいち早く中和する「唾液緩衝能」が重要になります。この値が高いと歯の再石灰化を遅らせることができます。唾液の分泌を促進させるには、良く噛む・舌を動かす。の他にもストレスや自律神経の乱れで分泌量が減少してしまうのでリラックスを心がけることです。また、耳回り・アゴのマッサージ、ガムなども効果があります。

ミュータンス菌

ミュータンス菌はもともと口の中には存在していません。身近な人からの唾液感染が一般的です。お口の中でバイオフィルムと言うネバネバな膜の中に隠れている所謂「歯垢」になります。この歯垢は歯ブラシでは落としきることは出来ません。歯石になり歯周病をももたらす可能性もありますのでそうなる前に医院でクリーニングをするのが効果的です。その他にはフッ素やキシリトールガムなどが効果的です。

ラクトバチラス菌

ラクトバチラス菌は糖分を与えると強い酸を作ります。酸に傾いた口腔内は虫歯を促進させてしまいます。「唾液緩衝能」で中和しきれないと再石灰化してしまうので日頃から糖分の摂取量を気をつけた方が良いです。また、ラクトバチラス菌は口腔内の狭い隙間、噛み合わせの溝や、詰物の隙間にたくさんいる細菌なのでフロスや歯間ブラシが効果的です。

 

虫歯の三大要素をざっと解説いたしましたが虫歯菌を完全に取り除くのは不可能なので虫歯になりにくい口腔内環境を作るのに唾液検査でご自身の虫歯リスクを知るのはとても重要です。上記の三大要素を視覚的に察知することができるのでその人に合った虫歯予防(プラークコントロール)を提案することが可能です。ご興味のある方は一度お試し下さい。